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当たり前のことと思っていたことが、いざ当事者になってみると思い通りにならないと焦りや自己嫌悪に陥り、自分を卑下してしまう。『33歳という日々 子なし夫婦、エリの場合』(鈴木みろ/KADOKAWA)は、結婚して子どもを産み育てていくことが月並みなことと思っていた女性のままならない心情を描いたコミック。YouTubeで配信され大きな話題となった作品を単行本化したものだ。


主人公のエリは結婚して3年、毎日同じことの繰り返しで大したイベントも起こることなく淡々と続く生活に、不自由はないものの小さなストレスを積み上げていっていた。それは子どもができないことだ。34歳の誕生日を目前にしているということもあり、その焦りが不安となって、だんだんエリの中で大きくなっていく。自分一人ではどうにもならないことをわかっているために本音も不安もうまく夫に伝えることができず、それゆえに夫が考えていることもわからなくなっていき、思わず彼の言動に対して粗探しをするようにもなっていくのだった。


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