ダ・ヴィンチWeb

※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2026年2月号からの転載です。



17歳で単身留学した自身の経験から、日本で暮らすアメリカ人俳優の物語を紡いだ監督。


「主人公を女性にすることも考えつつ、(依頼人のひとりに)シングルマザーを設定したので、やっぱり男性のほうがしっくりくるなと。それに白人男性って、人種のなかで最もパワーのあるイメージですよね。でもそれは一部でフィリップは真逆キャラ、不完全だけれどとても優しい心のもち主。そんな白人男性の成長を描きたいとも思いました」


主演のオスカー俳優を支えるのは、オーディションで選りすぐられた日本人キャストたち。


「繊細で、ちょっと寂しげでいて情熱的。フィリップ役に必要な資質が、ブレンダン(・フレイザー)には詰まっていると直感しました。オーディションでは彼との相性、バランスを重視して。山本真理さんは芯の通った強さが(フィリップの同僚の)愛子役にぴったりですし、背が高くて、大柄なブレンダンとのバランスもすごく良かったです」


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