ダ・ヴィンチWeb

※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2026年3月号からの転載です。



アレイスター・クロウリーの『麻薬常用者の日記〔新版〕』は、コクトー、ボードレール、バロウズ、ウェルシュなどの麻薬文学とならぶ好著である。旧版はギーガーの絵とマーブルを用いた硬質で妖しい雰囲気だったが、新版では縦長判型の3分冊に。麻薬常用を表現すべく、様々な要素がとことん盛り込まれ、混沌とした様相に刷新された。



現在は入手不可だが、応募特典の箱(モリスの絵に骸骨をコラージュした外装)に揃いで入ることが前提だと思われる。



巻を重ねるごとに崩れるタイトルや白インキと特色の図案。模様のある用紙から僅かに透ける表紙の題箋……。


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