
コミックエッセイ『子育てしたら白目になりました』の作者・白目みさえさんは、精神科の心理カウンセラーとして働きながら年子の子育てに奮闘するワーキングママ。そんな彼女が白目になりつつも、過酷な育児をどう乗り越えてきたのか。同作では、そのメソッドの一端が明かされている。
2児の母であるみさえさんが、これからママになる人たちに伝えたい“子育てに必要なもの”。それは「演技力」だ。喜びは大げさな動きで表現し、哀しみは本気の涙で伝える。中途半端な演技では子どもたちにすぐ見抜かれてしまうため、一見“やりすぎ”と思えるくらいがちょうどいい。そうした本気の喜怒哀楽が、子育てに役立つのだという。
中でも忘れてはならないのが「恐怖の演技」。例えば子どもがなかなか言うことをきかない時は、“鬼が悪い子を迎えに来た”という設定で迫真の芝居を打つ。「な、なんですって? 悪い子を探しに来た!?」「うちには悪い子なんていません!」「ええ帰ってください! うちには悪い子なんていません!」――子どもが本当に鬼の来訪を信じたなら、ひとまず成功だろう。