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『マウンティングママ友が、全てを失った話』(まどな:原作、ameno*:漫画/KADOKAWA)は、タイトルどおり行き過ぎたマウンティングによって、あるママが破滅していく姿を描くコミックエッセイだ。


ただし、この作品はありきたりな「ママ友トラブルあるある」の話ではない。円城寺さんという強烈な人物造形で読者の情緒を根こそぎ揺らしてくるコメディだ。物語の起点は確かにごく普通の保育園の人間関係。主人公・まどなが、同じ園のママ友・円城寺さんと連絡先を交換するところから始まる。ところがこの円城寺さん、SNSの自撮り炸裂、セレブで夫や子どもにも恵まれていることを滲ませる自慢投稿連発のキャラ濃いめなマウンティング体質。とにかく円城寺さんが強烈なのだ。


円城寺さんの厄介さは枚挙にいとまがない。例えば、まどなのマンションのパーティールームを借りた子どもの誕生日会では、マンション価格がわかるサイトを使って会場を案内したり、まどなが保育園の懇親会の幹事として生演奏会を企画するとなぜか円城寺さんが食いつき、いつの間にか幹事を乗っ取ったり。極めつきはSNSというマウンティング増幅装置だ。自慢を連発し、ママ友どころかSNS上の見えない相手と張り合い、次々衝撃の投稿をアップする流れは、ムカつきながらもページをめくる手が止まらない。


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