
アメリカで最も権威ある音楽チャート「Billboard」の日本版「Billboard JAPAN」。ライセンスを有する阪神コンテンツリンクが2025年11月、新たに紙・電子・図書館を横断した 複合書籍チャート「Billboard JAPAN Book Charts」をローンチした。
チャートの立ち上げを率いたのは、同社 ビルボード事業本部 研究・開発部 上席部長の礒﨑誠二さんだ。自著の執筆をきっかけに構想をひらめき、ジャンル別、年代別に分かれたチャートを実現。書籍のセールスだけではなく、読者のアクションも指標に用いたチャートは、出版関係者などに広く注目されている。日本初であり、「Billboard」としても世界初となるチャート誕生にあった背景とは。ローンチまでの軌跡、今後の展望などを聞いた。
■出版業界独特のプロモーションへの興味がチャート立ち上げの原点に
――礒﨑さんは過去に、アメリカで最も権威ある音楽チャート「Billboard」の日本版「Billboard JAPAN」を立ち上げました。その背景は著書『ビルボードジャパンの挑戦 ヒットチャート解体新書』(リットーミュージック)でも明かしていましたが、出版後の反響はいかがでしたか?
礒﨑誠二(以下、礒﨑):ある企業では社員の課題図書に指定してくださったり、別の企業では新入社員の方全員に配ってくださったりしました。音楽業界でも、レコード会社や音楽出版社、広告代理店、メディアの方々に購入いただくことが非常に多かったです。また、BE:FIRSTやSnow Man、櫻坂46などの様々なアーティストのみなさんを取り上げたので、ファンダムの方々にも多く手に取っていただいて、ヒットチャートの「攻略」という観点から読んでくださる方も多かったですね。