「目に見える成果を出さなきゃ」
「今の状況を変えるために、もっといろいろ頑張らなきゃ」
もう十分よく頑張っているはずなのに、「まだなにもできていない」「頑張れていない」と自分自身を低く評価してしまう方は多いのではないでしょうか。
今回はエッセイ『栞(しおり)をはさむように休めばいい』(詩旅 紡(うたたび つむぎ))から、自分の頑張りを自分で認められず、つい頑張りすぎてしまうあなたに向けた一節をご紹介します。
著者は、新卒で入社した会社で適応障害を発症。その後、「休んだら、もう二度と立ち上がれなくなる気がする」と頑張りすぎる自分自身に悩みながらも、現在の「書く仕事」にたどり着きました。本書は、これまでの著者の経験を踏まえ、頑張りすぎてしまう自分自身とどう折り合いをつけて前に進むかを綴ったエッセイです。
※本作品は、『栞をはさむように休めばいい』(詩旅 紡)から一部抜粋・編集しました。

頑張る≠革命
昼下がりの喫茶店。磨き込まれた木のテーブルの上に、アイスコーヒーが置かれる。氷がグラスの内側でからんと音を立て、ストローの先がわずかに揺れる。窓は少しだけ開けられ、外から春の空気が流れ込む。