
3月20日より映画『君が最後に遺した歌』が劇場公開中だ。監督は現在『ほどなく、お別れです』が大ヒット中の三木孝浩で、さらに2022年公開の『今夜、世界からこの恋が消えても』と同じく亀田誠治による音楽、一条岬による原作、そして主演・道枝駿佑という布陣で送り出されている。
あらかじめ「死」を予感されるタイトル。だが、他の「難病もの」と一線を画す
本作はタイトルの「遺した」から、あらかじめ「死」を予感させている。しかし、他の「難病もの」と一線を画する要素に、文字の読み書きをすることが難しい「発達性ディスレクシア」がある。
あらすじは、詩を書くことが好きな高校生の水嶋春人(演:道枝駿佑)が、同級生の遠坂綾音(演:生見愛瑠)から「歌詞を書いてほしい」と頼まれて、共に楽曲を作っていくというもの。綾音が発達性ディスレクシアで「文字が記号のように見える」と知った春人は、音階を伝えるためにドレミファソレシドをあえて「記号」として表現し、彼女に届けようとする。