
赤い「ミルク」の暖簾をかかげた屋台に、産まれて間もない赤ちゃんたちが集う様子を描いた『屋台ヤケミルク』(はみだしみゆき)。彼らから語られる話題の多くは、やはり大好きなママのことだ。ママの頑張りを赤ちゃんはちゃんと見ている。そんな愛情あふれるエピソードは、読者の頬を緩ませてくれるに違いない。
「屋台ヤケミルク」の常連・のんちゃんの悩みごとは、もっぱらママのこと。毎日のミルクや離乳食作り、オムツ替えに抱っこ…。自分を大切にしてくれるママのことが、のんちゃんは本当に大好きなのだ。
ある日、のんちゃんはひとりで屋台を訪れ、大将に「好きな人」がいるとこっそり打ち明ける。それはもちろん、ママのこと。だからこそ子育てに一生懸命で、自分のことは後回しにしがちなママが気がかりだ。手はあかぎれ、美容院にもなかなか行けないという話を聞いたらしく、「オレのために、ホントありがてぇなあ」としみじみ呟く。