ダ・ヴィンチWeb

※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2026年5月号からの転載です。



「最初にドラマにはまり、すぐ小説を読みました。早見和真さんの作品とは、『95』のドラマに出演させていただいたご縁があり、どちらも僕の中では心に残る小説です」


細田さんの推薦本は『ザ・ロイヤルファミリー』。有馬記念制覇の夢を追う馬主の山王と、秘書・栗須の長年の思いを描いたヒューマンドラマだ。


「小説にはドラマで削られてしまった多くのエピソードがあり、より感情を揺さぶられました。早見さんの作品はどれも心情の流れの描き方が丁寧なんです。『95』ではバブル期に踊らされた大人や、それに抗う学生たちの戦い方が書かれ、『ザ・ロイヤルファミリー』では覚悟を決めた男たちの心情を生々しく描いている。そこに強いエネルギーを感じます」


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