
人気漫画『青の祓魔師』『ルックバック』『この音とまれ!』の立ち上げに携わり、現在は『SPY×FAMILY』『チェンソーマン』『ダンダダン』などを担当するフリーの編集者・林士平。そんな林さんの初の著書となる『9人の「超個性」 プロの新仕事論』(双葉社)が3月に発売された。自身のポッドキャスト「林士平のイナズマフラッシュ」の過去の放送から、数々の著名人たちが語る「仕事論」を抜粋してまとめられたこの本。世のクリエイター必読のその内容について、お話をうかがった。
クリエイターたちのバッググラウンドを知りたいという思いが最初にありました
――そもそものお話になりますが、ポッドキャスト「林士平のイナズマフラッシュ」がスタートした経緯をお聞かせいただけますか?
林士平さん(以下、林):始まったのが2年ほど前で、とあるイベントでラジオディレクターの石井玄さんにお会いし、「ポッドキャストをやってみたら?」と言っていただいたのがきっかけでした。とはいえ、僕にとってはまるで経験のなかったことでしたので、「石井さんが一緒に作ってくださるのであれば」と返答し、そのまま実現することになったんです。
――毎回多彩なゲストが登場して話題を呼んでいますが、人選はいつもどのように決めているのでしょう?
林:基本的には石井さんと相談しながらです。でも、今のところはほとんどが僕の友人か知人で、ときどき“いつかお会いしてみたい”と思っていた方にご登場いただいています。でもそれが結果的にプラスに働き、見事に業種がバラバラな方たちばかりになっているなと感じますね。
――最初のゲストは本書にも登場されている津田健次郎さんでした。これは最初から決めていたのでしょうか?
林:いえ、そこまで大きなこだわりがあったわけではないです。津田さんとは仕事で以前からつながりがあり、ずっと「飲みに行きましょう」と話していたのに、なかなか実現できずにいたんです。“それなら仕事にしてしまえ”と思い(笑)、最初のゲストとしてお呼びしました。それに、津田さんはもともと映画監督を目指されていたクリエイター寄りの方ですし、今では俳優・声優として活躍されているので、いろんな視点を持っていらっしゃる。今振り返ると、一組目のゲストに本当にピッタリだったなと思います。