
『何がダサいを決めるのか』(平芳裕子/ポプラ社)2回【全8回】
ファッションの世界では「おしゃれ至上主義」が常識。しかし、世間一般の価値観は少し違うようです。「似合ってないと思われたくない……」「年相応じゃない服は着たらいけない」なんて、見えないルールに縛られていませんか? まるで「ダサい」ことが悪のように扱われるこの空気、一体どこから来たの!? 本書ではそんなモヤモヤを一気に吹き飛ばすべく、服の歴史や社会背景をもとに「ダサい」の正体を徹底解剖します。常識を脱ぎ捨てて、もっと自由におしゃれを楽しもう! 私たちが囚われているファッションの常識をアップデートしてくれる一冊『何がダサいを決めるのか』をお楽しみください!

慣習に従うことを要求する人たち
一方で、逆のケースも見られます。つまり、従来の慣例的な服装に従うことを要求するものです。それが二つ目、服装の着こなしに意見を述べるタイプです。近年、アンティーク着物や浴衣が若い人たちの間で流行しています。日本の衣服である着物を、洋服で育った若者たちが身につけることは、伝統の継承という意味において歓迎すべきことです。ところが、その着こなし方、つまり着物の着付けをめぐって色々な意見が飛び交っています。