『外科医のママ道! 腐女医の医者道! エピソードゼロ』(さーたり/KADOKAWA)は、オタクで現役外科医、さらに3児の母親でもある著者が、結婚、妊娠、出産という人生の大きな転機を描いたコミックエッセイ。「腐女医の医者道!」シリーズの前日譚で、医者でありながら母になった著者の実体験が描かれている。
物語は研修医時代、夫となる男性との出会いから始まる。医師として一人前になるまでは結婚しないと決めていた著者だったが、同じ医療の現場で働く同僚・るるとの関係が徐々に変化していき、そして妊娠、出産という新たな局面を迎える。
しかし、その過程は一筋縄ではいかない。職場には産休と育休の前例がほとんどなく、制度面の不安に直面したり、東日本大震災の最中に出産のタイミングを迎えたりと、想像していなかった出来事に次々と直面する。そんなエピソードのほか、ふたりめの出産時は自ら帝王切開の様子を観察しようとするなど、医者魂が爆発した独特すぎる話も見どころだ。