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同意なんかしていない ―性被害者たちに何が起きたのか― 菊池真理子 / 文藝春秋


2023年に法改正がなされ「不同意性交等罪」が施行された。


だが「行為の前に“同意”を取るなんて、無理じゃない?」「同意書でも書けってこと?」なんて思った方もいるかもしれない。


そこまでではなくとも、未だに多くの人が「不同意性交」について、ほとんど理解していないような気もする。「性」というものがこれだけ身近にありながら、圧倒的に、知識が足りていないのではないだろうか。


『同意なんかしていない ―性被害者たちに何が起きたのか―』(菊池真理子/文藝春秋)は、不同意性交をめぐる8人の方々の取材を通し、リアルな被害者の声や専門家の見解を得ることができるノンフィクションコミックエッセイである。


著者の菊池真理子さんは、若い頃に性暴力被害を受けたというサバイバーの一人。しかし長年、端から見たら「普通の明るい女性」として生きてきた。被害のことは忘れてしまおうと思っていたようだ。


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