ダ・ヴィンチWeb

新装版『ロマン』 (ウラジーミル・ソローキン (著), 望月哲男 (翻訳) / 国書刊行会)


現代文学のモンスターと呼ばれるロシア人作家のウラジーミル・ソローキン。国書刊行会創業50周年記念として新装版が発売された、彼の短編集『愛』を読んで、そのグロテスクで奇妙で狂気に満ちた文体と物語に感激し、もうひとつの新装版『ロマン』(国書刊行会)を手に取った。


もう後悔しています。手に取るべき一冊ではまったくありませんでした。精神……崩壊します。感情……ぐちゃぐちゃになります。鼻水……止まりません。脳みそ……たぶん一回取り出して綺麗に洗わなければもうこれまでと同じようには機能しないと思います。やばいです。とにかくやばすぎる本です。これ以上にやばい本を筆者は知りません。健全な人生を歩みたい人は読まないほうがいいです。本当に。これが最後の忠告です。


感情が昂りすぎて、ですます調の文章になってしまった。とにかくやばすぎる本を読んでしまった。ひとつ前に読んだ短編集『愛』もなかなかのものだったが、『ロマン』は長編小説のため、読み終えた時の衝撃は桁違いだった。


  • 続きを読む