
「私は私、可愛く強く」を貫く女性の言葉と行動を通して、日常に潜む社会のストレスや生きづらさを軽やかに解きほぐしていくコミックエッセイ『メンタル強め美女白川さん』(獅子/KADOKAWA)。職場や人間関係の中で生じるモヤッとすることに対して主人公の白川さんが自分らしい価値観で向き合っていく姿が共感を呼び、シリーズ累計120万部を超える人気を誇っている。
美人ゆえにマウント、ひがみ、嫌がらせを受けがちな白川さんが、持ち前の自己肯定感の高さで周囲の悪意をものともせずに跳ね飛ばしていくのが魅力。何をされても笑顔を絶やさず、前向きに突き進む白川さんのまわりには、次第に仲間も増えていく。そして女性の普遍的な悩みに対して、白川さんは誰かを強く否定したり正解を押しつけたりはしない。ただ、「自分の人生は自分で選び取る」という姿勢を貫くことで、周囲の価値観に縛られがちな人々に別の視点を差し出すのだ。そのスタンスが安心感と共感を生んでいるのだろう。