
『女だからこんなにつらいの? 家族も子宮も捨てたかった私が幸せになるまで』(砂田うるが/KADOKAWA)は、女性として生きることに強い苦しみを抱えてきた著者・砂田うるが氏が、自身の半生を振り返りながら「自分を取り戻すまで」を描いた実録コミックエッセイである。
物語は、女性を軽視する家で、祖父や父親、兄から抑圧を受ける家庭で育った主人公・うるがの幼少期から始まる。女性であることそのものが理不尽な扱いの理由となる日常の中で「女だからつらいのか」という疑問が彼女の中に深く刻まれていく。
やがて彼女はその環境から抜け出すために上京して自立を目指す。しかし、これまで家庭で強いられてきた価値観は消えず、自分を大切にできないままの生活が続く。さらに、結婚後には子宮の病気や妊娠、出産をめぐる問題に直面し、死産を経験するなど過酷な現実に向き合うことになり、うるがをさらに追い詰めていくのだった。