
『その呪物、取扱注意につき』(ヒロイチ:漫画、谷尾銀:原作、アオジマイコ:キャラクター原案/KADOKAWA)は、谷尾銀氏による同名小説のコミカライズ作品だ。呪いや怪異といった超常現象にまつわる事件を扱う特異な捜査機関を舞台にしたオカルトミステリーである。
物語は、交番勤務1年目の警官・成瀬義人が、夜警中に訪れた空き家でおぞましい「なにか」に襲われ、意識を失うところから始まる。その4カ月後、目覚めた彼に告げられたのは、上司が呪殺されたという事実と、警察庁特定事案対策室・通称「カナリア」への異動命令だった。
カナリアは、呪いや祟り、怪異など、超常的な存在によって引き起こされた不可解な事件や事故を専門に捜査する部署。その一員となった成瀬は、民間の霊能者である「狐狩り」の最強の実力者・九尾天全と協力しながら「コトリバコ」や「呪いの人形」など、曰く付きの品、いわゆる呪物にまつわる事件の調査に挑む。そして、呪物を用いた犯罪の裏にある、人間の業と対面していくのであった。