世の中の多様なメディアに溢れている「お決まり」の状況から、予想外なオチで読者を翻弄させる『文学的なオチが癖になる 雪のヤドカリ4コマ劇場』(雪のヤドカリ)。
漫画家・イラストレーターの雪のヤドカリさん(@yukinohotel)が描くシュールな世界観を楽しめる本作。今回ご紹介したいのは「(色んな意味で)事件編」とでも題そうか。
とある旅館で起きた殺人事件。
「犯人は…この中にいるッ!!」という、探偵ものでお決まりの展開。
シャーロック・ホームズのような、いかにもな姿をした主人公・探偵さんが、お馴染みのセリフを告げる。
はてさて、一体誰が犯人なのか。これが普通の推理ものなら、読者は「犯人は誰か」という緊張感でハラハラ感を楽しむはずだ。しかし今回は違う。なぜなら犯人というのが――。
この探偵さん、鋭いのか鈍いのか。推理力は未知数だが、「とんでもない事件現場」に遭遇できるのは、ある意味「才能」と言えるかもしれない。
また別の現場では、ズバリ犯人を的中させた名探偵。どうやって犯人に辿り着いたかというと……? 名探偵の難事件解決を見届けてほしい。
文=雨野裾