
贈り物は、単なるモノのやり取りではない。相手の生活や好みを想像しながら、こちらの思いを形にして伝える行為だ。『おくりものコンシェルジュ』(メクチハナ/KADOKAWA)は、そんな贈り物の持つ可能性を伝えてくれる作品だ。
編集長から「センスなし」という烙印を押された新米編集者・美瑠町やす子が、天才ギフトコンシェルジュ・永禮カオルと出会ったことで少しずつ成長していくストーリー。第2巻『おくりものコンシェルジュ2』では、その変化がよりはっきりと感じられる。
第2巻の中心となるエピソードは、やす子が初めて自分で考えた「ギフトについての対談」企画が通るところから始まる。新米編集者にとって大きな挑戦となるこの企画で迎える最初のゲストは、ファッション界の大物デザイナーとその娘。しかし順調に進んでいた対談は、親子の確執によってぎこちない空気に包まれてしまう。結果、仕切り直しとなってしまい、次の対談に向けてどんな差し入れがふたりの心をほぐせるのかと、やす子は頭を抱え、再び永禮を頼るのだ。果たしてその結果は?