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『近畿地方のある場所について』著者の新作が、またも不穏…。山奥の墓地を訪れた大学生グループを襲った悲劇『口に関するアンケート』

2024年9月4日

  • 口に関するアンケート
    『口に関するアンケート』(ポプラ社)

     2024年9月4日、ホラー作家・背筋氏の最新作『口に関するアンケート』(ポプラ社)が発売された。不気味な表紙と意味深なタイトルが目を引く同作だが、果たしてその内容は……。


     著者の背筋氏は、ホラー小説『近畿地方のある場所について』(KADOKAWA)でデビューした新進気鋭の作家。モキュメンタリー(フェイク・ドキュメンタリー)で紡がれていくリアリティのある構成と巧みな表現が大きな注目を集め、同作は累計20万部のベストセラーを記録した。また宝島社が発行する『このホラーがすごい! 2024年版』では、国内編1位を獲得している。


     そんなホラーシーンの超新星が手掛ける新作『口に関するアンケート』では、ある大学生グループから寄せられた回答音声が書き起こされていく。最初の回答者・村井翔太は、仲間内で行った肝試しの出来事を切り出した。


     彼らは心霊スポットとして有名な房総のO市にある山奥の墓地に向かい、敷地内にある大きな木を目指した。その木はネット掲示板で“呪われた木”と呼ばれており、夜にお墓に埋葬された人の霊が立っているなどとウワサされている。

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