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『されどふたご』(西公平/KADOKAWA)は、正反対の性格を持つ双子の男子高校生の物語。互いを大切に思いながらも、噛み合わないふたりのこじれた姿を描いたコメディだ。


主人公は双子の兄・大地と弟・空。地味でさえない大地と、社交的でモテる空は、同じ顔を持ちながら正反対の生活を送っていた。かつて、大地の方が社交的で人気者だったのだが、今では見る影もないために、空はそんな大地の姿を見るたびにモヤモヤしていた。それは大地を嫌っているのではなく、彼が「モテない」のが嫌だからで、「兄の魅力を周囲に知らしめたい」という空の強い思いが物語を動かしていくのだ。


最終巻となる第3巻では、大地があえて「地味」に生きている理由がついに明らかになる。夏休みになり、空は流行りの服をあげたり、女性に人気のカフェのクーポンをあげたりするなど、パッとしない大地を輝かせるための行動を起こす。そして無理やり誘い出した夏祭りで、空は大地がこの生き方を選んだ理由を初めて聞かされる。


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