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モプーはヘンダ 伊藤亜和:作、出口かずみ:絵/KADOKAWA


普通と違う。変わっている。これらが必ずしも「いじめ」のような言動に繋がるとは限りませんが、現実問題として、少数派が他人に奇異の目を向けられるのもまた事実。筆者も幼少期から「変わってる」と言われ続けてきた人間なので、相手に悪意がなくともその無自覚な視線や言葉が自身に影響を与える感覚は幾度となく感じてきました。


『モプーはヘンダ』(伊藤亜和:作、出口かずみ:絵/KADOKAWA)は、そんな自分の常識を基準とした「無自覚な差別」の生々しい感覚に切り込んだ、子供はもちろん大人が読んでもハッとさせられる絵本。著者の伊藤亜和さんは、note「パパと私」が2023年の父の日にX上で話題となり、糸井重里さん、ジェーン・スーさんなどから高い評価を受けて文筆家としてデビューした期待の新人文筆家。今回のこの『モプーはヘンダ』が、絵本としては初の刊行作品です。


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