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このたび、東京書店より刊行の『読めば色の不思議がわかる! 赤白帽のなぞ』をご執筆された七江亜紀さんに、インタビューをさせていただきました。初めての児童書への挑戦についてや、「色」に関わってこられたこれまでやこれからのことなど、たっぷりとお伺いしました!


色の感覚は日常の中で自然に気づき、培われていくもの


――七江さんご自身が色に興味を持ったきっかけを教えてください。


七江亜紀さん(以下、七江亜紀):2歳からピアノを始め、小学生の頃は音楽が中心の毎日でした。その頃から、音にはそれぞれ“音色”があるように、車の音や風の音にも色のようなものがあると、自然に感じていました。絶対音感があったことも影響していると思います。


また、学校から自宅が近く、みんなとは校門で別れて一人で帰ることが多くて、正直、少しさみしい気持ちもありました。でも、その短い帰り道で、鮮やかな黄色のたんぽぽがふと目に入り、それ以来「今日はどんな色に出会えるかな」と探すことがいつの間にか習慣になっていきました。今思えば、あの時間があったからこそ、色に目を向ける感覚が育ったのだと思います。


――児童書に挑戦しようと思ったきっかけを教えてください。


七江亜紀:これまで長く大人の方々に向けて、色の提案やコンサルティングをしてきましたが、「もっと早い段階で、色を見る力や感じる力に触れていたら、選び方や考え方は変わるのではないか」と感じることが増えていきました。


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