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『べつに友達じゃないけど』(やまもとりえ/KADOKAWA)は、かつて同じ教室にいただけの同級生たちが、ある葬式をきっかけに再会し、それぞれの人生と向き合い直していくヒューマンドラマだ。


物語は、41歳になった主人公たち同級生4人のもとに届いた一通の「招待状」から始まる。差出人は高校時代の同級生・水原すみれ。しかしそこに書かれていたのは、結婚式でも同窓会でもなく、「あなたを私のお葬式に招待いたします」という言葉だった。仲が良かったわけではなく、むしろ、ほとんど話した記憶すらない相手。なぜ自分が呼ばれたのかという謎が、読み手を一気に物語へ引き込んでいく。


案内状が届き再会した4人の現在は、決して順風満帆ではない。夢を諦め日々をやり過ごす者、仕事や子育てに追われ寂しさを抱える者、介護や将来への不安を抱える者。40代という年齢ならではの焦りや諦めを持って生きている。高校時代の消えかけていた記憶が現在の彼らを揺らしていく。


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