
原作小説のストーリーが「劇中劇」として展開する『Wの悲劇』
5月1日より開催中の「角川映画祭」。角川映画の歴史は1976年(昭和51年)の『犬神家の一族』からスタートしており、今回の映画祭では50年に及ぶ歩みの中から選出された珠玉の40作品が上映される。
ここでは、1984年公開の『Wの悲劇』を推したい。後に数回ドラマ化もされた夏樹静子の同名ミステリー小説を原作としており、その小説のストーリーが「劇中劇」として展開するという、大胆な試みがされている。そして、当時にアイドル的な人気を博していた主演の薬師丸ひろ子の「危うさ込み」の魅力が発揮された作品だったのだ。「女、使いませんでした?」など、令和の今では考えられない衝撃セリフも多く登場する本作が、今なお愛される4つのポイントをご紹介する。
※以下、『Wの悲劇』の内容に触れています。