ホラー要素とギャグ要素が絶妙に絡み合う、不思議な読み心地を味わえるのが『令和のダラさん』(ともつか治臣/KADOKAWA)だ。2026年6月23日に第8巻が発売され、2026年7月よりTVアニメの放送がスタートしたホラーコメディである。
物語はある豪雨の夜から始まる。日向と薫のきょうだいは、嵐による土砂崩れによって柵が壊れ、長く立ち入り禁止とされている山へ足を踏み入れてしまう。そこでふたりが出会ったのは、人半蛇の身体と6本の腕を持つ怪異で祟り神として恐れられてきた屋跨斑(ヤマタギマダラ)だった。
ところが、ふたりはそれにまったく怯えないどころか、屋跨斑を「ダラさん」と呼び、なついてしまう。ダラさんは祟り神らしく振る舞おうとするのだが、まったく物怖じしないふたりを前に怖がらせるどころか振り回されていくのだ。