ダ・ヴィンチWeb


自分のペットが私たち人間の言葉を話したように聞こえることはないだろうか。「もしかしてウチの子って天才!?」――天才かどうかは分からないが、少なくとも、ペットが飼い主に興味を持っていることは分かる。だって、気にならない相手の言葉など、覚えるはずがないのだから。


『ニンゲンの飼い方』(ぴえ太/KADOKAWA)で描かれるのは、魔獣や魔人だけが暮らす世界に現れたニンゲンと、そのニンゲンを飼うことにした異形の飼い主の日々。ニンゲンのことを大切に飼いたいと思っている飼い主と、飼い主を怖がっていたニンゲンが、次第に絆を深めていくさまに、じんわり胸を熱くさせられる。


ある時、飼い主は、ニンゲンの言葉を覚え、ニンゲンに話しかけてみる。「オはヨう」と声をかけ、「発音あってる?」とたずねてみたのだ。一方の青年も、怪物にしか見えない飼い主の言葉を覚えようとする。今度は青年が飼い主の言葉をまねてみると、飼い主は大喜び。「今こっちの言葉でおはようって言ったの!? すごいすごいっ!」とテンション爆上がりだ。


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