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「早生まれ」は損なのか 生まれ月格差の経済学 山口慎太郎/中央公論新社


『「早生まれ」は損なのか 生まれ月格差の経済学(中公新書ラクレ)』(山口慎太郎/中央公論新社)は、生まれ月から生じる格差に焦点をあて、さまざまな調査研究を通じて「早生まれは損をする」という言説の真相に迫る一冊だ。


早生まれとは、生まれ月が1〜3月の人を指す。4月で学期を区切る日本の教育現場では、4月生まれがクラスの最年長となる。つまり、その区切りの直前に生まれた人たちは、最大11カ月の後れを取っているにもかかわらず、同学年として扱われる。


学力と身体能力の向上が目覚ましい時期、この遅れは優劣の差につながる。もちろん、早生まれであっても問題を感じずに日々を送れる人もいるだろう。それを踏まえたうえで、早生まれという属性の人たちが全体としてどのような傾向を示すのか、本書はデータに基づいて解説していく。


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