忘れられない一杯がある。たった一度食べただけなのに、香りも味も、そのときの驚きまでもが心に焼きついて離れない。『異世界ラーメン屋台 エルフの食通は「ラメン」が食べたい』(黒八:漫画、森月真冬:原作、転:キャラクター原案/主婦と生活社)は、謎の料理「ラメン」に魅せられたエルフを描く異世界グルメファンタジーだ。
主人公・リンスィールは、エルフ界一の食通を自称している。食に対して並々ならぬこだわりを持つ彼女は、ある日、城下町・ファーレンハイトの路地裏に現れる奇妙な男の噂を耳にする。その男は不思議な車を引きながら笛の音とともに現れ、見たこともない料理をふるまうらしい。その料理の名は「ラメン」。未知の味と美食を求めるリンスィールが、その噂を聞いて黙っていられるはずがなかった。