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『メリー・ウィッチーズ・ライフ ~ベルルバジルの3人の未亡人~』(メノタ/主婦と生活社)は、最愛の夫を亡くした3人の未亡人が、夫をよみがえらせるために魔女修行に挑むファンタジーである。かわいらしい絵柄とは裏腹に、「喪失」と「再生」というテーマを描き出す作品だ。


主人公・ゾーイは、魔法使いの島を飛び出し、たどり着いたある村で運命の相手・クライブと結婚する。しかし幸せな新婚生活は長く続かず、夫となったクライブは事故によって命を落としてしまう。絶望したゾーイは彼の後を追うつもりだったが、彼女と同様に夫を亡くしたイライザとシィシカと出会う。やがて3人は、「夫を復活させたい」という共通の願いを胸に魔女修行を始めるが――。


物語の出発点が死別でありながら、決して悲しみだけに支配されていない不思議な空気が作品全体に流れている。夫を失った3人は深い喪失感を抱えつつも、互いに支え合い、ときには失敗しながら前へ進んでいく。彼女たちの友情や村の人との交流は温かく、なかなか思い通りに身につかない魔法のエピソードはほのぼのとしていて、読み手の心を優しく包み込んでくれるだろう。


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