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『さきがけ女性自衛官 はじめて物語』(あまのすみ/KADOKAWA)は、1980年代の陸上自衛隊で女性自衛官として青春時代を過ごした著者・あまのすみ氏自身の体験を描いたコミックエッセイだ。現在では当たり前となった女性の社会進出も、当時はまだ多くの壁に囲まれていた。そんな時代に自衛官として働いた女性のリアルな日常がユーモアたっぷりに綴られている。


主人公は、母親から「自衛隊なら働きながら臨床検査技師になれる」と勧められたことをきっかけに、陸上自衛隊への入隊を決意。そして自衛官募集に応募してみると、地域でわずか3名という狭き門を突破し、女性自衛官としての第一歩を踏み出すことになった。しかし、そこで待っていたのは想像以上に厳しい訓練の日々だった。


本作では、昭和の自衛隊の空気が生き生きと描かれている。当時はまだ女性自衛官が「婦人自衛官(WAC)」と呼ばれていた時代。男女雇用機会均等法の施行前後のタイミングということもあり、「女性だから」という偏見や固定観念が今より色濃く残っていた。そんな環境のなかで、主人公は男性と同じ訓練に挑み、一人前の自衛官を目指して成長していく。


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