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『1DKメイド』(川端あた/KADOKAWA)は、仕事に追われて心も部屋も荒れ果てた女性教師と、突然現れたメイドとの共同生活を描いた日常漫画だ。不思議な設定ながら、読後は心があたたかくなっている癒やしの物語である。


主人公・上原スイは中学校で働く教師。家事も自分のケアすらも後回しにして、深夜におよぶ残業や休日出勤を繰り返す毎日を送っていた。それゆえに疲れ果てて帰宅しては眠るだけの日々のため、ひとり暮らし1DKの部屋は散らかり放題だった。そんなある日に突然、メイド・朝顔が現れたことでスイの日常は少しずつ変わり始める。


朝顔は部屋を掃除し、温かい食事を用意してスイの生活をサポートする。しかし、本当に変わっていくのは部屋ではなく、スイ自身の心だ。学生のころに両親を亡くしたことで、弟のために自分を犠牲にしてきたスイは、就職した後も忙しさのなかで「自分を大切にすること」を忘れていた。そんな彼女が朝顔と生活を整えていくことによって少しずつ笑顔を取り戻していく。メイドがただ家事をしてくれるだけではないのが本作の最大の魅力だ。


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