ダ・ヴィンチWeb - ワラウ

年末の大掃除やおせち料理をやめてみたら――四季を自分らしく楽しむ方法を、引田かおりさんの新刊『日々更新。』に学ぶ

2024年10月9日

  • 日々更新。/
    『日々更新。』(引田かおり/ポプラ社)

     自分を大切にする方法は、四季を存分に肌で感じてみること――。引田かおりさんの新刊『日々更新。』(ポプラ社)が、2024年10月9日(水)に発売された。同作は、何かと暗い世の中を幸せに生きるためのヒントを綴った一冊だ。


     著者の引田さんは2003年より東京・吉祥寺で「ギャラリーフェブ」とパン屋「ダンディゾン」を営みつつ、さまざまなジャンルの作家と交流して得た「美味しい」と「素敵」を世間に発信。2021年に『「どっちでもいい」をやめてみる』、2023年に『たぶん だいじょうぶ』といった著作を執筆し、幅広い世代から支持を集めている。


     そんな引田さんが今回『日々更新。』で提案するのは、「『こうしなきゃ』をどんどん手放す」という生き方。日本には四季があり、それぞれに行事が存在する。例えば2月の節分では豆まきを行い、歳の分だけ豆を食べる。


     そして恵方巻を用意して、干支に応じた方位を向きながら黙々と食べ切らなければならない。そうした風習は無病息災や幸福を祈ると同時に楽しむものだったが、しっかり守らないと「バチが当たらないだろうか」と畏れが先立っていたと引田さんは語る。

    続きを読む