『私も知らないオツキサマの話』(安堂友子/ぶんか社)は、重い生理痛に長年悩まされてきた著者・安堂友子氏が、自身の体験をきっかけに「生理」のことを徹底的に調査して描いたコミックエッセイ。生理痛やPMS(月経前症候群)といった身近な悩みから、生理用品の歴史、世界各国の文化まで幅広く取り上げ、ユーモアたっぷりに紹介している。
安堂氏は10代の頃から、生理のたびに寝込んだり気絶したりするほどの激しい痛みに苦しんできた。しかし、婦人科で検査を受けても大きな異常は見つからなかった。やがて30代になり、ようやく自分は痛みや不調を強く感じる体質、いわば「人体のバグ」のような状態であることが判明し、ピルによる治療で症状が改善する。この経験から「生理とは何なのか」「もっと知りたい」と思い、自ら調べ始めるところから本作が始まる。