育児中、悪気のないひと言が、夫婦仲に思わぬ亀裂を生むことがある。とくに産後のママは、寝不足の中で赤ちゃんの世話をし、自分の体の変化にも向き合っている。そんな時に、何気なく放たれた言葉が、怒りの導火線に火をつけることは少なくない。
『赤ちゃんに転生した話』(茶々京色/KADOKAWA)は、元社畜の男性が赤ちゃんのエミに転生する成長コメディ。大人の意識を持ったまま赤ちゃんとして育てられるエミは、言葉も話せず、周囲の会話も分からず、身体も思うように動かせない。けれど、目もよく見えていないはずなのに、周囲の大人たちの様子にはすぐに気がつくのだ。
ある日、泣きやまないエミを抱えたパパは大慌て。お腹が空いているのかもしれないとママに助けを求める。だが、ママは最近エミがおっぱいを嫌がるからミルクをあげてほしいと言う。ところが、パパはこともあろうか、とんでもない無神経発言をしてしまう。思わずキレたママの迫力に、何を話しているか分からないはずのエミまで「パパさん何かやらかしたな?」と空気を読むのが可笑しい。