赤ちゃんのためのミルク作りは、ただ粉を溶かせばいいというものではない。お湯の温度、粉の分量、哺乳瓶の衛生面、扱い方。しっかり手順を守らなければ、小さな赤ちゃんの身体に負担がかかってしまう。簡単そうに見えるお世話ほど、実は気を配ることが多いのだ。
『赤ちゃんに転生した話』(茶々京色/KADOKAWA)は、赤ちゃんとして育てられる側の視点から、日常の育児を描き直す成長コメディ。元社畜の男性が赤ちゃんのエミに転生し、奮闘する日々がコミカルに描き出されている。ページをめくるたびに笑わされる一方で、大人が何気なくしている世話の裏に、どれほどの注意と知識が必要なのか、赤ちゃんの視点から改めて考えさせられる。
今回、パパはエミのためにミルクを作ろうとする。だが、作り方をめぐってママから厳しい指摘が。「スプーンすり切り! 乳首は触らない! 泡立つ程振らない! 本当信じられない!! 何でそうなったの!?」と呆れられてしまうのだ。パパのミルクの振り方は、まるでプロテインシェイク。前世の記憶を持つエミは面白がるが、ママからすれば笑いごとではない。結局、ミルクは作り直しになってしまう。