動物を家族に迎えることは、ただ「かわいい毎日」が始まるだけではない。特にその子に病気があれば、通院や投薬が必要になり、体調の変化に一喜一憂し、自分たちの暮らしが大きく変わっていく。『スローステップ朔太郎』(叶輝:漫画、朝待夜駆:脚本/KADOKAWA)は、病気を持つ一匹の子猫と飼い主夫婦が過ごした日々を描いたノンフィクションコミックだ。
漫画家の叶輝(かのうあきら)氏とパートナーの朝待夜駆(あさまちよかけ)氏の家には、以前から一匹の地域猫が遊びに来ていた。ある日、その猫が全身傷だらけでやせ細った小さな子猫を連れてくる。放っておけず保護した夫婦はその猫を「朔太郎」と名付け、病院で診察を受けさせる。しかし待っていたのは「猫エイズ」という重い病気の可能性だった。治療を続けているとさらに新たな問題が見つかり、病状に不安を抱える日々が続いていく。