サンミュージックプロダクションに所属する若手の漫才コンビ・無尽蔵は、ボケの野尻とツッコミのやまぎわがどちらも東大卒という秀才芸人。さまざまな物事の起源や“もしも”の世界を、東大生らしいアカデミックな視点によって誰もが笑えるネタへと昇華させる漫才で、「UNDER5 AWARD 2025」では決勝に進出・「M-1グランプリ」では2024年から2年連続で準々決勝に進出し、次世代ブレイク芸人の1組として注目されている。新宿や高円寺の小劇場を主戦場とする令和の若手芸人は、何を思うのか?“売れる”ことを夢見てがむしゃらに笑いを追求する日々を、この連載「尽き無い思考」で2人が交互に綴っていく。第42回はやまぎわ回。
第42回(やまぎわ)「輪郭が際立ち本質がぼやける ~言語化に潜む悪魔~」
お疲れさまです。無尽蔵のやまぎわです。
今日は「言語化」というものについて少し考えてみたいと思います。
「言語化」という言葉が、褒め言葉として使われるようになったのはいったいいつからでしょうか。
やはりSNS等、文字によって媒介されるメディアが隆盛してからでしょうか。コンテンツに対する考察や、世の中の諸問題を扱った短文が取り沙汰されては、「言語化力がすごい」「私の気持ちを代弁してくれた」と称賛されています。