年を重ねるにつれ、誕生日は嬉しいだけの日ではなくなる。周囲からの「おめでとう」を笑顔で受け止められなくなった人は意外と多いのではないだろうか。
そんな人に読んでほしいのが、『深夜3時のくろねこ喫茶2』(ねこまき(ミューズワーク)/スターツ出版)。舞台は、猫専用の喫茶店。時々迷い込んでくる人間にマスター猫の「くろ」たちはおいしい料理と癒やしを提供する。
喫茶店で誕生日パーティーが開催されていた夜、20代の女性・遥はお店に迷い込んだ。この日は遥も誕生日。猫から「一緒に祝おう」と誘われるが、遥は誕生日を祝うのが苦手。「年がひとつ増えたぐらいでそんな騒ぐことないじゃんって思っちゃって…」と、冷めた視点で誕生日を捉えてしまう。
この日は、誕生日を祝ってくれた夫に素っ気ない態度を取ってしまい、後悔していた。そんな遥に、猫たちは「おめでとう」の受け止め方が変わる考え方を説く。