大人になるにつれて、日常を楽しむことの感覚を忘れていくように思う。仕事や家事、育児など、こなさなければならないタスクが多すぎる日々の中には余白がなく、どこか窮屈だ。なんのために生きているんだろう…。そう自問したくなる日もあるのではないだろうか。
『団地のふたり』(藤野千夜/双葉社)は、そんなお疲れ気味の心に刺さるヒューマンストーリーだ。本作は、同じ団地で暮らす50代の幼なじみ2人のユニークな日常を描いた友情物語。2026年7月14日(火)に、小泉今日子と小林聡美がW主演を務めた実写ドラマが地上波で初放送された。
主人公は、同じ団地で生まれ育った太田野枝(通称:ノエチ)と桜井奈津子。わけあって昭和の面影を残す団地に戻ってきた2人は再び、同じ団地で暮らすようになった。