『おせん 和な女』（きくち正太/幻冬舎コミックス）第8回【全9回】

　茨城・水戸にある創作ビストロ店でシェフとしてチーフを任されていた荒井光治。彼は「ガストロノミ―」（食器やインテリア、文化などを網羅した最高の料理でもてなすこと）が料理の最高峰と信じ、東京にある憧れのフレンチレストランで働くことを決意する。ひょんなことから、それを聞いた超ベストセラー作家の河村が、荒井をとある居酒屋へ招待する。そこは武蔵野の片隅にある自然に囲まれた古民家で…。店の設え、立地、雰囲気に圧倒される中、“手始め”として最初に出された料理は枝豆、漬物、煮貝などのザ・居酒屋メニュー。期待を削がれた荒井だったが、美人女将・おせんがもてなすお酒と料理に、自分とは違う美食意識を知り感動するのだった――。繊細なおもてなしに“和食の奥深さ”を再確認できる『おせん 和な女』をお楽しみください！

©きくち正太/幻冬舎コミックス

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