いじめのニュースを目にするたび、心を痛めながらも、どこか「我が家には関係ない」と感じてはいないだろうか。だが、いじめは決して他人事ではない。我が子が被害者になるかもしれないし、あるいは加害者になる可能性もある。
本稿では、そんな「いじめ」にまつわる経験や葛藤を描いたマンガの中から、ダ・ヴィンチWebで反響の大きかった5作品をご紹介しよう。
▶娘がいじめをしていました
▶娘はいじめなんてやってない
▶家族全員でいじめと戦うということ。
▶あの頃世界のすべてだった学校と自分への呪いにさよならするまで
▶ボッチだった6ヶ月間(とその後)
1)『娘がいじめをしていました』しろやぎ秋吾
■我が子が誰かを傷つけていた。そのとき、親は――
自分の子どもが、いじめの「加害者」だったら……。いじめ問題を加害者家族、被害者家族双方の視点で描いたのが、『娘がいじめをしていました』(しろやぎ秋吾/KADOKAWA)。ある日、母親の加奈子は小学5年生の娘・愛が同級生の小春をいじめていた事実を知る。過去にいじめに苦しんだ経験を持つ加奈子は、娘を許せない気持ちと、それでも親として支えなければならない葛藤を抱えてしまう。一方、小春の母・千春は、苦しむ娘のことを知り合いに相談。やがてSNS上での匿名の告発をきっかけに、事態は当事者たちの手を離れて動き始める。誰かを裁こうとする「正しさ」が制御を失っていく展開は、子育て中の人に限らず、すべての大人に通ずるものがあるはず。