戦後日本を代表する大衆小説作家・山田風太郎。山田風太郎賞は、氏の独創的な作品群とその作家的姿勢への敬意を礎に、有望な作家の作品を発掘顕彰するために創設された文学賞である。
ジャンルを問わず、対象期間に発表された最も面白い作品に贈られる本賞の歴代受賞作品には、他の文学賞と同時受賞したものや実写化で大きな話題を呼んだものまで、バラエティ豊かな名作の数々が名を連ねる。本記事では、最新の受賞作品からさかのぼり、歴代山田風太郎賞作品を一挙紹介!ぜひチェックしてみてはいかがだろうか。
【文学賞 受賞作品】一覧
第16回 神都の証人/大門剛明
神都の証人
突然、父親を奪われた少女に救いは訪れるのか? 事件の謎は戦前から令和まで引き継がれ、慟哭の結末は我々に生きる意味さえ問いかける、前代未聞かつ究極の「冤罪」ミステリー。世代を超えて社会の歪みと戦い続ける者たちの行き着く先とはいったい何なのか。
第16回 ミナミの春/遠田潤子
ミナミの春
痛みも後悔も乗り越えて、いつかみんなできっと笑える。
『銀花の蔵』で直木賞候補、
いま注目の作家が放つ“傑作家族小説”!
売れない芸人を続ける娘、夫の隠し子疑惑が発覚した妻、父と血のつながらない高校生……
大阪・ミナミを舞台に、人の「あたたかさ」を照らす群像劇。
第15回 万両役者の扇/蝉谷めぐ実
万両役者の扇
すべては奴の筋書きどおりなのか――狂気と喝采に満ちた舞台の幕が今上がる
江戸森田座気鋭の役者・今村扇五郎にお熱のお春が、女房の座を狙って近づいたのは……。芸を追求してやまない扇五郎に魅せられた面々の、狂ってゆく人生の歯車。ある日、若手役者の他殺体があがり、ついには扇五郎本人も――「芸のため」ならどこまでの所業が許されるのか。芝居の虚実を濃密に描き切ったエンタメ時代小説。