『ママ、今日からパートに出ます! 15年ぶりの再就職コミックエッセイ』(野原広子/KADOKAWA)は、15年間専業主婦として家族を支えてきた40歳の女性が、再び社会へ踏み出すまでの日々を描いたコミックエッセイである。「働きたい」という思いだけではなかなか乗り越えられない現実と、それでも一歩を踏み出そうとする勇気が等身大の視点で描かれている。
主人公は40歳の専業主婦・鈴木ユリコ。子どもたちの成長を機に、家計を支えるためパートに出ることを決意する。しかし、15年というブランクは彼女が思っている以上に大きかった。履歴書の書き方に戸惑いながらも、仕事はすぐに決まると楽観的に考えていた。だが面接に行っては不採用が続いてしまう。そうしているうちに、ユリコは「社会はもう自分を必要としていないのではないか」という不安に押しつぶされそうになる。