『意外と知らない鳥の生活』(piro piro piccolo/KADOKAWA)は、スズメやカラス、ハトなど、私たちのすぐそばで暮らす鳥たちの知られざる生態や魅力を、かわいらしい絵柄で紹介するコミックエッセイ。発売直後に重版となり、続編『まだまだ!意外と知らない鳥の生活』も刊行され、多くの読み手を魅了している人気シリーズである。
通勤や通学、公園での散歩中などで見かける鳥たち。しかし、その姿をじっくり観察したことのある人は少ないだろう。本作は、そんな身近な鳥たちに目を向け、「穴だらけの地面とスズメを見かけたらそれは?」「カラスが集団で口を開けている理由とは?」といったおなじみの鳥たちの意外な行動や事実を、親しみやすく教えてくれる。
とにかく、これらの鳥たちの「豆知識」が知らなかったことばかりで面白い。それぞれに個性があり、よく分からない行動には理由があり、懸命に生きている姿がとても興味深い。そして何より、著者のpiro piro piccolo氏の鳥たちへの愛情が深く伝わってくる。そのため、読んでいるうちに「今朝見かけたスズメも、こんなことをするか」と想像し、いつも歩いている道が少し違って見えてくるだろう。