人間と同じように、インコだって同じ環境で育っても性格は驚くほどバラバラだ。ぴちぽちさんの家に暮らす2羽のインコは、同じ誕生日で、ペットショップでは同じケースの中で育っていた。それにもかかわらず、日々の行動パターンは実に対照的。本作『うちのインコたちは今日もおしゃべり』(PitchPotch(ぴちぽち)/スターツ出版)は、そんな2羽の個性を温かいまなざしで描いている。
ボタンインコのポッチは日向ぼっこが大好きで、天気の悪い日はご機嫌ナナメ。スキンシップをとってあげると落ち着いた様子をみせる。対して、コザクラインコのピッチはマイペース。天候など周りに左右されることがあまりない。それでもストレスが溜まった時は、ケージの中にあるコルクのおもちゃをサンドバッグにする。自分の機嫌は自分でとれる、“大人なインコ”である。このように、ピッチとポッチ、それぞれの個性を尊重し、それぞれに合った対応をしていく飼い主の優しさが、本作が温かい雰囲気で包まれている理由のひとつだ。