『船長、問題ありません!』(佐藤宮/KADOKAWA)は、社員全員に逃げられたワンマン社長が17世紀へタイムスリップし、貿易船の船長として大航海に挑むという斬新なコメディだ。現代社会では問題視される「パワハラ」が、現代の常識が通用しない17世紀の海では意外にも武器になるという設定が面白い。
主人公・久我尋海は、貿易会社を経営する21世紀のワンマン社長。そのあまりの横暴さから社員全員に一斉退職され、ひとり残務処理に追われていた。そんなとき、激しい地震が発生する。そして気がつくと、そこは17世紀の海の上だった。しかも尋海は、イギリスの貿易船の船長と中身が入れ替わっていた。海賊の襲撃、船員の反乱、不衛生な船内環境や食事など、次々と襲いかかるトラブルに、尋海は21世紀の知識と持ち前の強引さで立ち向かっていく。