ハンカチサイズのおくるみに包まれた200gの我が子と対面「私にとってはかわいい赤ちゃん」【漫画家インタビュー】
-
念願の2人目の妊娠だったのに、あんなことになるなんて――。日常の出来事や気づきを描いた「日常観察マンガ」が人気の桜木きぬさん(@kinumanga)は、長男と夫の3人暮らし。2人目を考えてから数年後に妊娠がわかり喜んだのも束の間、医師から染色体異常の可能性があると伝えられる。過去に流産した経験から、子どもを失うつらさを知っていたきぬさんは、一度は出産を決意するが……。
母の葛藤と命の輝きをリアルに描いた『わたしが選んだ死産の話』(医療法人財団順和会山王病院病院長/国際医療福祉大学グループ産婦人科統括教授・藤井知行氏監修)は、きぬさんが自身の体験をもとに描いたエッセイ漫画だ。第7話では、死産を決めて入院した桜木さんがついに分娩室へ行き、200gの小さな赤ちゃんを産む。桜木さんに、2人目を妊娠した当時の心境を聞いた。たとえどんな姿で生まれてきても…
――産まれてくる赤ちゃんを「かわいい」と感じる自分の姿を、産前に想像されていましたか?