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透明化されがちな「元気に生まれなかった出産」。死産を経験した母が、息子に伝えたいこと【漫画家インタビュー】

  • 念願の2人目の妊娠だったのに、あんなことになるなんて――。日常の出来事や気づきを描いた「日常観察マンガ」が人気の桜木きぬさん(@kinumanga)は、長男と夫の3人暮らし。2人目を考えてから数年後に妊娠がわかり喜んだのも束の間、医師から染色体異常の可能性があると伝えられる。過去に流産した経験から、子どもを失うつらさを知っていたきぬさんは、一度は出産を決意するが……。

    母の葛藤と命の輝きをリアルに描いた『わたしが選んだ死産の話』(医療法人財団順和会山王病院病院長/国際医療福祉大学グループ産婦人科統括教授・藤井知行氏監修)は、きぬさんが自身の体験をもとに描いたエッセイ漫画だ。第9話では、死産した子どもを火葬し、きぬさん一家は少しずつ日常へと戻っていく。著者のきぬさんに、2人目の子を死産した当時の心境を聞いた。


    透明化されがちな死産や流産


    ――火葬場で変わり果てた赤ちゃんの姿を見たときにショックを受ける様子が描かれていますが、どのようなことを感じましたか?

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